1月18日埼玉会館で行われた講習会「学校給食週間記念行事 シェフが考える楽しい食とおいしいレシピ」に出席しました。講師はパレスホテル大宮洋食レストラン統括料理長 手塚智之さんです。食の大切さをどのように子ども達に伝えたら良いか、手塚さんは出前授業やシェフ給食でいろんな学校に行き、『味わいながら、楽しく食べること』を教えています。今回のテーマも「子供達に食の大切さを知ってもらうには・・」でした。
以下、お話の内容を抜粋してご報告します。
○ 味とは何かを教える。
味には、甘い、すっぱい、苦い、しょっぱいの4つの味があります。(辛いは味ではなく刺激です)
○ 「五感の大切さ」を教える。
見る(視覚)、音(聴覚)、鼻(嗅覚)、あご(触覚)、舌(味覚)
例えば、ガムを10秒鼻をつまんで噛み、手を離してもう一度噛んでみます。鼻をつまむと味がわかりませんが、手を離してみると味がします。毎日あたりまえのように食事をしていますが、このようなことから嗅覚は特に大切だということがわかります。
○ その季節の旬の野菜、本物の味を教える
お店に行くと、いつでも様々な野菜が売っていますが、昔はそうではなく、季節ごとに変わる旬の物を食べていました。旬の物を食べるというのはとても大切なことです。子ども達と、旬の野菜を調べてみてはいかがでしょう。
○ 環境を整える
忙しい毎日ですが、一日一食でも家族そろって食事をしましょう。手作りにこだわる必要はなく、作る時間よりも一緒に食べる時間を大切にしましょう。
○ 食卓の重要性
惣菜を食べる時でも器に盛りつけましょう。山盛りに盛りつけるよりは、少量を盛りつけたほうが、もう少し食べたくなるのではないでしょうか?
講習会に出席して思ったことは、子ども達に食の大切さを教え、愛情のこもった料理を作り、毎日会話のある楽しい食卓を心がけて、私の味を教えていきたいということです。そして、子どもが大人になってから、実家に帰ってきた時には「お母さんの味が恋しかった」と言われるようになりたいと思いました。
なお、家庭でも簡単に材料が揃って、お子様と一緒に作ることができるレシピの紹介もありました。
*きなこのフィナンシェ黒豆添え